粒子法スクール
応用コース
応用コース講師
東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授
越塚 誠一 先生[学歴・職歴]
2004年 東京大学大学院 工学系研究科 システム量子工学専攻 教授 2005年 プロメテック・ソフトウェア株式会社 取締役 2006年 東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 教授 2008年 上海交通大学 客員教授 [講師から受講者の皆様へ]
粒子法の応用コースでは、Particleworksに組み込まれている高度な計算手法や計算モデルを解説します。産業における問題の多くは非常に複雑であり、様々な計算手法や計算モデルを組み合わせてシミュレーションを行う必要があります。応用コースではこうした内容を扱います。従って、応用コースで解説する高度な手法の全てをいつも使わなければならないというのではなく、解きたい問題に対して様々に組み合わせることが求められます。 また、応用コースの内容を知っておくことで、粒子法シミュレーションを深く理解することができ、コンピュータの中でどのような計算が行われているかがよく分かるようになります。計算結果の見方が変わり、ポイントが押さえられるようになります。最後に、工学シミュレーションを行うためには今や必須の知識である検証と妥当性確認(V&V)についても解説します。 |
応用コース要項
[概要]
|
粒子法シミュレーションでは様々な現象に対して計算モデルが開発されており、本応用コースではそれらのモデルの解説と適用事例の紹介を行います。
取り上げる計算モデルは、ポリゴン壁モデル、表面張力モデル、温度場、粘性項、圧力陽解法、乱流モデル(LES+壁関数)、混相流、空気抵抗モデル、マルチフィジックスです。 どういった問題が粒子法で解けるのか、各モデルの適用の限界は現状ではどうなのか、など、粒子法シミュレーションの実践的な内容に興味がある方におすすめです。 【使用教科書】
1.書籍:「粒子法入門」 越塚 誠一 (著)、柴田 和也(著)、室谷 浩平(著)、丸善出版、2014年
2.書籍:「粒子法」 越塚 誠一 (著)、日本計算工学会 (編)、丸善出版、2005年 3.講師オリジナルテキスト:当日配布します。 |
[対象者]
|
1.粒子法シミュレーションの理論背景を体系的に学びたい方
2.より深く粒子法の理論を学ぶための参考文献や、粒子法研究の最前線にご興味のある方 *入門コースを修了されていない方でも受講いただけますが、入門コースレベルの知識をお持ちの方を対象としています。
|
[場所]
|
・東京開催 プロメテック・ソフトウェア 本社 会議室
(東京都文京区本郷三丁目34番3号 本郷第一ビル8階) |
|
[定員]
|
12名
|
[当日の持ち物]
|
1.書籍「粒子法入門」
2.書籍「粒子法」 3.筆記用具 *書籍をお持ちでない方は、お申し込み時にご購入いただけます。その場合、別途書籍代がかかります。
*書籍は当日のお渡しとなります。 |
[受講料]
|
40,000円(税込44,000円)
|
[お支払方法]
|
いずれかのお支払い方法をお申し込み時にご選択下さい
・当日現金でのお支払い (領収書を当日お渡しします)
・請求書によるお支払い (お申し込み後、請求書を郵送します) |
*お申し込みが2名に満たない場合は中止させていただく場合がございます。
*講師の急病、事故、交通機関のストライキ、台風や地震等のため、やむを得ず休講または日程変更することがありますので予めご了承ください。その際は改めてご連絡申し上げます。 *準備の都合上、お申込みの取り消しはセミナー開催日の5営業日前までとさせていただきます。4営業日以降の取り消し、ご連絡無く欠席の場合には、受講料全額をご請求させていただくことがございますので予めご了承ください。 |
応用コースプログラム
|
応用コース参加者 アンケート一部ご紹介
テキストには書かれていない各モデルのポイントや疑問点を丁寧かつ明快に説明いただき、大変理解が深まった。(航空宇宙関連) V&Vについて詳しく知ることができ、大変満足することが出来た。今後の業務に活かせる講義内容であったと思う。(造船関連) 粒子法の応用モデルについて詳しく知ることができ、今後PWを実際に利用する際に活用していきたいと思う。(電機関連) 知りたかった表面張力の部分の話が聞け、参考になった。先生の説明、お話が丁寧でわかりやすかったので集中して話を聞くことができた。(自動車関連) ソフトの宣伝なら「できること」ばかりになりがちだが、手法自体についてまだ発展途上の部分の話もあり、非常に参考になった。(化学関連) |