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プロメテック・ソフトウェア株式会社(代表取締役社長:角家 強志、本社:東京都文京区、以下プロメテック)は、プロメテックが開発する粒子法(MPS 法:Moving Particle Simulation Method)理論に基づく流体解析ソフトウェアParticleworksの最新バージョン7.1、および離散要素法(DEM:Discrete Element Method)理論に基づく粉体解析ソフトウェアGranuleworksの最新バージョン2.1の販売、技術サポートを2021年4月12日から開始することをお知らせいたします。
Particleworksは、粒子法の一種であるMPS法に基づく流体解析ソフトウェアです。メッシュ生成を必要とせず、計算結果をもとに移動出来る粒子を計算点として利用することで、解析モデル作成などのプリ処理工数を大幅に削減し、撹拌、飛沫などの自由表面の大規模変形を伴う液体の挙動を高精度に安定して解析できます。パワートレーンのオイル挙動、エンジンオイルの冷却、自動車の冠水路走行・被水、食品、薬品、樹脂などの撹拌・混練、土石流やコンクリート流動、津波遡上などのシミュレーションを得意とし、日本発の革新的CFDソフトウェアとして注目を集めています。Particleworksは、自動車・輸送用機械、医療・製薬、食品・生活関連、土木・建築、電機・機械、素材・素形材、社会基盤・エネルギーなどの幅広い産業分野で導入実績があり、最近では日本国内のみならず、アジア、ヨーロッパ、北米の広い地域で導入が進んでいます。 Granuleworks は、離散要素法(DEM) の理論に基づく粉体解析ソフトウェアです。食品、医薬品、化学品、輸送機器、電子材料など、粉体を使った様々な製造プロセスや粉体加工、粉体装置の設計・改良に活用することができ、混合、搬送、充填、圧縮など粉体の現象を容易に解析できます。また、Particleworksと連成してシミュレーションを行うことで、気泡を考慮したエンジン内部のオイル挙動解析などを行うことが可能です。 【 Particleworks、Granuleworks共通の新機能・強化機能 】 ■操作性やパフォーマンスの向上 Particleworks7.1、Granuleworks2.1では、操作性やパフォーマンス向上のために、ソルバーと同時に実行できるランタイムポスト処理機能が実装されました。これにより、これまでよりも細かい時間刻みでもポスト処理が可能となったほか、ファイル容量の削減・処理時間が短縮されます。 ■フリービューワー ライセンスなしで解析結果を閲覧できるフリービューワーのGUIが実装されました。 【 Particleworksの新機能 】 ■ズーミング機能 解析領域のうち、特に着目したい領域の粒子を細かく設定し解析を実行するズーミング機能が正式機能として実装されました。 ■マルチGPUの計算速度向上 GPU2基でこれまでの約2倍の高速化、GPU4基では約3倍の高速化が図られています。 ■気流解析機能の正式化と計算速度向上 これまでベータ機能としていたFVM(Finite Volume Method:有限体積法)を用いた気流解析機能が、正式機能となりました。この気流解析を、ParticleworksのMPSによる液体解析と連成させることにより、気液二相流を効率的に解析できます。また、前回のベータ機能時よりも計算時間は約半分以下に高速化が実現されています。 ■ 価格および機能の詳細については、別途お問い合わせください。 Comments are closed.
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