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【採択論文】 ■ Collision Detection between Spheres and B-spline Surfaces using Distance Functions from Curves 西田友是(プロメテックCGリサーチ所長)&中村優菜(プロメテックCGリサーチインターン) ■ Efficient Visualization of Parameter Space for Rendering Translucent Objects 鈴木りえる(北海道大学)& 土橋宜典(プロメテックCGリサーチ副所長) 【基調講演】 ■ Photorealistic Rendering using Real-world Lighting and Materials 岩崎 慶(プロメテックCGリサーチ研究員:埼玉大学) NICOGRAPH International 2023 プログラムはこちら URL: https://www.art-science.org/nicograph/nicoint2023/#nicoint2023-program プロメテックCGリサーチについて
プロメテックが所管するコンピュータグラフィックス研究所「プロメテックCGリサーチ」は、コンピュータグラフィックスの研究開発、新たなコンテンツ・サービス等の開発を進める研究機関です。プロメテックはこれまでも、「Computational Reality -計算科学でつくるよりよい未来」をビジョンとして、シミュレーション技術を中心に、CGやAIといった関連分野においても様々な新しい技術の開発に取り組んでまいりました。「プロメテックCGリサーチ」の所長である西田友是氏は、CG界のノーベル賞とも呼ばれているスティーブン・A・クーンズ賞(The Steven A. Coons Award)をアジアで唯一の受賞した研究者です。西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、今や全てのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられる基盤技術となっています。今後も豊富な経験を背景として、精力的な研究活動を続けてまいります。プロメテックCGリサーチに関する詳しい情報については、以下のWebサイトをご覧ください。 URL:https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html 毎年夏にアメリカで開催されるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際会議「SIGGRAPH 2021」のテクニカルセッションにおいて、「プロメテックCGリサーチ」(所長:西田友是東京大学名誉教授)のメンバー(佐藤周平、副所長 土橋 宜典ら)による論文“Stream-Guided Smoke Simulations”が採択されました。 この論文では、煙の流れをガイドする手法について提案しています。従来の類似研究と異なり、「stream function」の空間で最適化問題を解くことで大幅に問題のサイズを削減しています。シミュレーションにより作成された流れだけでなく、ユーザが手動で作った流れでもガイドして尤もらしい煙の流れを作ることができます。 SIGGRAPHでは、世界中の多くの研究者により最新のCGの論文が発表され、技術更新がなされており、ここで発表された技術が多くの3DCGソフトの開発に活かされいます。 2021年は、2021年8月9日~13日にオンラインで開催されます。 ■SIGGRAPH 2021サイト内 発表概要ページ: https://s2021.siggraph.org/presentation/?id=papers_429&sess=sess174 ■プロジェクトページ: http://nishitalab.org/user/syuhei/StreamGuidedSmoke/streamguided_smoke.html プロメテックCGリサーチについて プロメテックが所管するコンピュータグラフィックス研究所「プロメテックCGリサーチ」は、コンピュータグラフィックスの研究開発、新たなコンテンツ・サービス等の開発を進める研究機関です。プロメテックはこれまでも、「Computational Reality -計算科学でつくるよりよい未来」をビジョンとして、シミュレーション技術を中心に、CGやAIといった関連分野においても様々な新しい技術の開発に取り組んでまいりました。「プロメテックCGリサーチ」の所長である西田友是氏は、CG界のノーベル賞とも呼ばれているスティーブン・A・クーンズ賞(The Steven A. Coons Award)をアジアで唯一の受賞した研究者です。西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、今や全てのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられる基盤技術となっています。今後も豊富な経験を背景として、精力的な研究活動を続けてまいります。 プロメテックCGリサーチに関する詳しい情報については、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html 所長 西田友是氏の略歴
1949年広島県生まれ。1998年から東京大学教授(2013年3月に定年退官し、その後名誉教授)。1970年からコンピュータグラフィックスの研究を始め、隠線消去、隠面消去、陰影表示などを研究。光の相互反射を計算してリアルな半影を描写する「ラジオシティ法」の考案者であり、その後も精力的な研究活動を続け、2005年にSIGGRAPHのスティーブン・A・クーンズ賞、2006年にNICOGRAPHのCG-Japan Awardを受賞しました。こうした功績を記念して2006年に、画像電子学会において、CG関連の優秀論文の著者に与えられる「西田賞」が創設されました。また、2017年ASIA GRAPHICSからLifetime Achievement Award、同年紫綬褒章を受章、画像電子学会、情報処理学会フェロー授与、2018年ACM SIGGRAPH academyの初代会員への選出、2020年FIT船井業績賞など、35件受賞されています。なお、2005年よりプロメテックの技術顧問として事業運営に助言いただいています。研究業績およびこの受賞講演の関連情報は、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: http://nishitalab.org/user/cgr/brochure.html 新型コロナウイルス感染予防のため8月17日からオンライン形式で開催される、コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する国際会議「SIGGRAPH 2020」のTechnical Papers部門において、「プロメテックCGリサーチ」(所長:西田友是東京大学名誉教授)のメンバーが論文を発表いたします(発表日は8月27日)。 なお、この論文はコンピュータグラフィックス分野のJournal 「Transactions on Graphics (TOG)」に採録されたものを、本年発表するものです。 今回採録された論文は、プロメテックCGリサーチの研究員 岩崎 慶、副所長 土橋 宜典らによる“Resampling-aware Weighting Functions for Bidirectional Path Tracing using Multiple Light Sub-Paths”です。 この論文では、写実的な画像生成(レンダリング)手法の一つである双方向パストレーシング(BPT)の画質を大幅に改善する手法について述べます。複数の光源側経路を用いたBPTにおける効率的な「重み関数」を導出し、同時間レンダリングにおいて画質を2倍以上改善しています。 TOGは、コンピュータグラフィックス分野において最も権威のあるJournalで、104あるコンピュータサイエンスのソフトウェアエンジニアリング部門のJournalにおいてランキングトップに位置しています。 昨年に引き続き、プロメテックCGリサーチのメンバーによる論文がTOGに採録されたことは、当研究所の取り組みがCGの進化に貢献する最先端の技術として高く評価されたことを意味します。当社は、CG研究の豊富な蓄積のもと、今後も継続して先端的なシミュレーションやAIの技術と融合し、新しい時代のCG技術を生み出します。また、学術界と産業界の架け橋となり、日本のCG業界をリードし貢献できるよう挑戦を続けてまいります。 ※プロメテックCGリサーチの最新の取り組み内容についてはパンフレットをご参照下さい。 K. Nabata, K. Iwasaki, Y. Dobashi “Resampling-aware Weighting Functions for Bidirectional Path Tracing using Multiple Light Sub-Paths” ACM Trans. on Graphics (To be presented at SIGGRAPH 2020)Article No.15 ■SIGGRAPH2020 発表Q&A日時:8月27日(木) 13:00~13:30 (Pacific Time Zone: UTC/GMT-7) SIGGRAPH2020 Technical Papersプログラム: https://s2020.siggraph.org/conference/program-events/technical-papers/ SIGGRAPH2020サイト内 発表概要ページ: https://s2020.siggraph.org/presentation/?id=paperstog_112&sess=sess140 プロジェクトページ: http://www.wakayama-u.ac.jp/~iwasaki/project/risbpt/ ACM Digital Libraryのページ: https://dl.acm.org/doi/10.1145/3338994 プロメテックCGリサーチについて(https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html)
プロメテックが所管するコンピュータグラフィックス研究所「プロメテックCGリサーチ」は、コンピュータグラフィックスの研究開発、新たなコンテンツ・サービス等の開発を進める研究機関です。プロメテックはこれまでも、「Computational Reality -計算科学でつくるよりよい未来」をビジョンとして、シミュレーション技術を中心に、CGやAIといった関連分野においても様々な新しい技術の開発に取り組んでまいりました。「プロメテックCGリサーチ」の所長である西田友是氏は、CG界のノーベル賞とも呼ばれているスティーブン・A・クーンズ賞(The Steven A. Coons Award)をアジアで唯一の受賞した研究者です。西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、今や全てのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられる基盤技術となっています。今後も豊富な経験を背景として、精力的な研究活動を続けてまいります。 プロメテックCGリサーチに関する詳しい情報については、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html 所長 西田友是氏の略歴 1949年広島県生まれ。1998年から東京大学教授(2013年3月に定年退官し、その後名誉教授)。1970年からコンピュータグラフィックスの研究を始め、隠線消去、隠面消去、陰影表示などを研究。光の相互反射を計算してリアルな半影を描写する「ラジオシティ法」の考案者であり、その後も精力的な研究活動を続け、 2005年にSIGGRAPHのスティーブン・A・クーンズ賞、2006年にNICOGRAPHのCG-Japan Awardを受賞しました。こうした功績を記念して2006年に、画像電子学会において、CG関連の優秀論文の著者に与えられる「西田賞」が創設されました。なお、2005年よりプロメテックの技術顧問として事業運営に助言いただいています。 公益社団法人日本鋳造工学会が発刊している学会誌「鋳造工学」(vol.86 No.12 平成26年12月)に、プロメテック・ソフトウェア エンジニアリング部 山井三亀夫と笠原巧の技術報告が掲載されました。 日本鋳造工学会誌「鋳造工学」 vol.86 No.12 平成26年12月 ■特集「鋳造シミュレーションパッケージソフト最前線」 技術報告:粒子法CAEソフトウェアParticleworks(山井三亀夫・笠原巧) <要旨>
プロメテック・ソフトウェアでは、汎用性の向上を考え、粒子法CAEソフトウェア『Particleworks』の研究、開発を進めている。今後、鋳造工学の分野においても、流動解析、熱伝導解析にとどまらず、凝固解析、欠陥解析、組織変化解析などの検討も進めていく予定である。また、弾性体、弾塑性体、粘弾性流動体の機能拡張、SDK(Software Development Kit)などの整備も図っている。さらに、マルチ・フィジックスを意識し、他のシミュレーション・エンジンとの双方向の連成解析も計画中である。弊社の取り組みが鋳造工学の発展に寄与できることを期待して、Particleworksの基礎理論、代表的な実用例、弊社の鋳造工学への展開を紹介した。 東京大学、立命館大学およびプロメテック・ソフトウェアが共同研究をすすめている粒子法による津波の大規模3次元シミュレーションに関する共同研究の成果が、日本シミュレーション学会の論文誌「Journal of Advanced Simulation in Science and Engineering(JASSE)」に掲載されました。 [Journal of Advanced Simulation in Science and Engineering, Vol. 1, No. 1, (2014), pp. 16-35.] Development of Hierarchical Domain Decomposition Explicit MPS Method and Application to Large-scale Tsunami Analysis with Floationg Objects Kohei Murotani, Seiichi Koshizuka, Tasuku Tamai, Kazuya Shibata, Naoto Mitsume, Shinobu Yoshimura, Satoshi Tanaka, Kyoko Hasegawa, Eiichi Nagai, Toshimitsu Fujisawa -Abstract- In this research, a novel distributed memory parallel algorithm for the explicit moving particle simulation (MPS) method is presented. In this method, the analysis area is divided for distributed memory parallel computation using ParMETIS. The development offers two improved points from the distributed parallel explicit particle method of single bucket-based domain decomposition [1]. The first improved point is the hierarchical domain decomposition of two levels. The second improved point is that particle data are managed by buckets. Based on the improvements, we are efficiently able to run a large-scale run-up tsunami analysis. 本田技術研究所の論文サイト「Honda R&D Technical Review」(Vol.26 No.2)に、本田技術研究所 四輪R&Dセンター芳賀誠 様とプロメテック・ソフトウェア/エンジニアリング部 笠原巧の共著論文「エンジン用ブリーザシステムのオイル分離挙動シミュレーション」が掲載されました。 エンジン用ブリーザシステムのオイル分離挙動シミュレーション <要旨> レシプロエンジンのブリーザシステムには,クランクケース内を換気する際にブローバイガス中よりオイルミストを分離する機能が求められる.ブリーザチャンバ内の気液分離は液体の分裂や合体を伴う複雑な現象であるため,一般的な数値計算手法である格子法では計算格子の変形や移動量が著しくなり,直接予測解析をすることが困難である. 本研究では自由表面や液体の分裂,合体といった複雑な流体現象の解析に適した粒子法に着目し,ブリーザチャンバのオイル分離挙動を予測することを試みた.計算にはMoving Particle Semi-implicit法を使用し,格子法によって事前に算出した気体の速度場履歴を境界条件として粒子の運動を計算する空気抵抗モデルを導入した.また粒子の粗視化モデルにより,粒子への空気抵抗力の作用が実際のオイルミストと同等となるよう考慮した. 本シミュレーションと実機可視化結果を比較し,オイルの飛散や分離過程の傾向が定性的に一致することを確認した.以上により,粒子法を活用したオイル分離機能の予測手法を確立した. |
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