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西田友是氏の略歴 1949年広島県生まれ。1998年から東京大学教授(2013年3月に定年退官し、その後名誉教授)。1970年からコンピュータグラフィックスの研究を始め、隠線消去、隠面消去、陰影表示などを研究。光の相互反射を計算してリアルな半影を描写する「ラジオシティ法」の考案者であり、その後も精力的な研究活動を続け、2005年にSIGGRAPHのスティーブン・A・クーンズ賞、2006年にNICOGRAPHのCG-Japan Awardを受賞しました。こうした功績を記念して2006年に、画像電子学会において、CG関連の優秀論文の著者に与えられる「西田賞」が創設されました。また、2017年ASIA GRAPHICSからLifetime Achievement Award、同年紫綬褒章を受章、画像電子学会、情報処理学会フェロー授与、2018年ACM SIGGRAPH academyの初代会員への選出、2020年FIT船井業績賞など、35件受賞されています。なお、2005年よりプロメテックの技術顧問として事業運営に助言いただいています。研究業績およびこの受賞講演の関連情報は、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: http://nishitalab.org/user/cgr/brochure.html Prometech CG researchについて
プロメテックCGリサーチは、プロメテック・ソフトウェア株式会社内にあるCG分野の研究グループです。新しいCG技術を研究・開発、そして、次世代のパイオニアを排出することを目標として、CG分野の未解決の問題に対して学術的な研究活動を行い、国内外の学会や論文を通して技術発信をしています。 URL:https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html プロメテック・ソフトウェア株式会社(代表取締役会長:藤澤 智光、本社:東京都文京区、以下プロメテック)のグループ企業であるGDEPソリューションズ株式会社は、2022年06月24日、マネージングパートナー及びソリューションパートナーとして運営参画しているLLP「G-DEP」を介して、エヌビディア合同会社より「Best NPN of the Year」および「Best Compute DGX Partner of the Year」の2つのアワードを受賞しました。 「NPN Partner Award」は、幅広い業界においてAIの拡大や啓蒙、そしてGPUベースのソリューションの採用において、最も変革的なインパクトを与えたパートナーに贈られるアワードです。 今後もお客様にさらにご満足いただけるようGPU製品の提供・サービス向上に努めて参ります。 *1 「NPN」は、NVIDIA Partner Networkの略で、NVIDIAが展開するパートナープログラムです。 ◆Partner Award 2022の詳細はこちら: https://blogs.nvidia.co.jp/2022/06/24/npn-award-2022/ GDEPソリューションズ株式会社について(https://www.gdep-sol.co.jp/)
GDEPソリューションズは、GPUコンピューティングやマルチコアCPUの用途開拓や市場創出を目的としてGPU関連企業により2010年に結成されたG-DEP(日本GPU コンピューティングパートナーシップ)での活動を経て、新たに設立されました。 現在は、「GPUプラットフォーム事業」と「クラウドインフラ事業」の2つの事業を展開しています。 「GPUプラットフォーム事業」では、NVIDIA Corporation(米カリフォルニア州)認定の最高レベルパートナー「Elite Partner」として、ディープラーニングやCAD/CAEをメインに、NVIDIA GPU製品を活用した各種ソリューションを提供しています。 また、「クラウドインフラ事業」では、製造業各社に最適なクラウド(コンピューティング、ストレージ)、VDI(仮想デスクトップ)、セキュリティなどのITソリューションを提供し、先進のソフトウェアとハードウェアを組み合わせて提供しています。 このたび、プロメテックCGリサーチの所長、 西田友是(東京大学名誉教授)が、画像電子学会より、コンピュータグラフィックス分野の創設並びに学会運営への先導的貢献したとして、アレキサンダー・ベイン賞を受賞いたしました。 アレキサンダー・ベイン賞は、画像電子学会より画像工学の学術の進展に対して卓越した業績のあった会員、または産業界の発展に特別の功労がありその功績が顕著であった会員へ贈られるものです。 画像電子学会は、ファクシミリ技術の進展と、産業としての振興を目指して1972年に創設された学会で、2021年に40周年を迎えた際に記念事業の一環として、画像工学の進展もしくは産業界の発展や学会事業に顕著な功績のあった方々を顕彰するため、アレキサンダー・ベイン賞を創設しました。 アレキサンダー・ベインは世界で初めてFAXを発明した人物で、その歴史はエジソンの電話の発明よりも古く、電子通信の普及の原点と言えます。その彼に因んでできたアレキサンダー・ベイン賞では、受賞者にアレキサンダー・ベインの肖像画を象ったメダルが記念品として贈られます。 プロメテックCGリサーチについて プロメテックが所管するコンピュータグラフィックス研究所「プロメテックCGリサーチ」は、コンピュータグラフィックスの研究開発、新たなコンテンツ・サービス等の開発を進める研究機関です。プロメテックはこれまでも、「Computational Reality -計算科学でつくるよりよい未来」をビジョンとして、シミュレーション技術を中心に、CGやAIといった関連分野においても様々な新しい技術の開発に取り組んでまいりました。「プロメテックCGリサーチ」の所長である西田友是氏は、CG界のノーベル賞とも呼ばれているスティーブン・A・クーンズ賞(The Steven A. Coons Award)をアジアで唯一の受賞した研究者です。西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、今や全てのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられる基盤技術となっています。今後も豊富な経験を背景として、精力的な研究活動を続けてまいります。 プロメテックCGリサーチに関する詳しい情報については、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: https://www.prometech.co.jp/cgresearch.html 所長 西田友是氏の略歴
1949年広島県生まれ。1998年から東京大学教授(2013年3月に定年退官し、その後名誉教授)。1970年からコンピュータグラフィックスの研究を始め、隠線消去、隠面消去、陰影表示などを研究。光の相互反射を計算してリアルな半影を描写する「ラジオシティ法」の考案者であり、その後も精力的な研究活動を続け、2005年にSIGGRAPHのスティーブン・A・クーンズ賞、2006年にNICOGRAPHのCG-Japan Awardを受賞しました。こうした功績を記念して2006年に、画像電子学会において、CG関連の優秀論文の著者に与えられる「西田賞」が創設されました。また、2017年ASIA GRAPHICSからLifetime Achievement Award、同年紫綬褒章を受章、画像電子学会、情報処理学会フェロー授与、2018年ACM SIGGRAPH academyの初代会員への選出、2020年FIT船井業績賞など、35件受賞されています。なお、2005年よりプロメテックの技術顧問として事業運営に助言いただいています。研究業績およびこの受賞講演の関連情報は、以下のWebサイトをご覧ください。 URL: http://nishitalab.org/user/cgr/brochure.html 西田友是 プロメテックCGリサーチ所長(東京大学名誉教授)が、「FIT船井業績賞」を受賞されました。
FIT船井業績賞は、情報処理学会(IPSJ)と電子情報通信学会情報(IEICE)のシステムソサイエティ(ISS)及びヒューマンコミュニケーション グループ(HCG)合同の会議「情報科学技術フォーラム(FIT)」において、船井情報科学振興財団から贈呈される賞です。その選考基準は、情報技術分野に関する学術または関連事業に対し特別の功労があり、(1)世界的に顕著な業績があり、(2)第一線で活躍しており、(3)学生・若手研究者に強いインパクトを与えており、さらに、(4)FITにおける受賞記念講演によって情報科学技術分野の研究・開発に携わることに対する大きなインセンティブを聴衆に与え得る者、となっております。 この賞は北海道大学において2020年9月に開催される情報処理学会全国大会FIT会場での表彰となります。また、この賞のこれまでの受賞者は、パソコンの父と言われるAlan Kay氏、人工知能の先駆者 Marvin Minsky氏、並列計算機の世界的権威の William James Dally氏、データマイニング・知識発見の先駆者Jiawei Han氏、日本人ではユーザインタフェースで著名なMITの石井教授、コンピュータビジョンの権威カーネギーメロン大学の金出教授など錚々たる研究者で、国際的で権威ある賞です。 西田先生は、コンピュータグラフィックス(CG)研究の世界的なパイオニアとして、CGの基礎から応用まで多岐に渡り顕著な研究成果を挙げられ、我が国におけるCG分野をその黎明期から牽引し、産業育成や教育普及の面でも多大な貢献を果たされました。 CG分野での長年の功績により、2005年には世界的に権威のある国際会議ACM SIGGRAPHにおいてSteven A. Coons 賞、2006年にはNICOGRAPHからCG-Japan Awardを受賞されました。また、画像電子学会フェロー、情報処理学会フェローに選ばれており、2017年にはAsia Graphics Life-Time Achievement Award を、さらに「コンピュータグラフィクス研究の功績」で2017年秋の紫綬褒章も受章されています。 西田先生のこの度のご受章を心よりお慶び申し上げますとともに、先生のご健勝とますますのご活躍を祈念しております。 この度、当社の社外取締役で共同創業者である、東京大学教授(工学博士)の越塚誠一氏が、平成29年度日本計算工学会「功績賞」を受賞しました。 この賞は、日本計算工学会によって、計算工学に関わる学問および技術向上の発展に著しい貢献のあった会員に対して、その功績を称えて授与されるものです。 今回の受賞理由は次の通りです。 (以下、日本計算工学会発行 学会誌「計算工学」2018 vol.23 No.3より引用) 越塚氏は、数値流体力学および計算工学分野の研究に従事し、独自の粒子法であるMoving Particle Semi-implicit(MPS)法を考案、幅広い分野に適用し、多くの成果を挙げてきた。また、同氏は本会に設置されたシミュレーションの品質保証に関する研究分科会、研究会の副主査あるいは主査として、この分野を牽引してきた。さらに、同氏は2006年度から2011年度まで理事、2012-2013年度には副会長、2014-2015年度には会長、2016-2017年度には幹事を務め、学会の運営と発展に大きく寄与した。 (引用以上)
【プロメテックの受賞理由】 (独)科学技術振興機構より 格子法が主流のCAEソフトウェア業界において、粒子法を用い今まで不可能であった流体の自由表面のシミュレーションを可能にした新規性、独創性を高く評価した。適用範囲の広い東京大学の技術をベースとし、顧客となる大学・企業とのコミュニケーションも順調で、海外展開についても戦略的提携により着実に進めている。今後、グローバル企業として大きく成長することを期待する。 <支援大学と支援企業> プロメテックの「支援大学」として、技術的基盤である粒子法(MPS法)を開発されたほか、粒子法スクール等でご支援いただいている東京大学大学院工学系研究科(越塚誠一教授)、また「支援企業」として、資本・業務提携関係にあり、海外市場への展開や新規事業の育成などで戦略的な取り組みを強化している株式会社構造計画研究所(服部正太代表取締役CEO)が表彰されました。 今回の受賞を機に、プロメテック社員一同、さらに事業の発展に尽力してまいります。
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February 2024
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