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プロメテック・ソフトウェア株式会社((代表取締役会長:藤澤 智光、本社:東京都文京区、以下プロメテック)は、CAE 解析結果を用いたビジュアライゼーションを効率化するソフトウェア「SIMUNIMA(シムニマ)ver3.0」を本日リリースしました。(旧製品名:Visualization Option) 「SIMUNIMA」は、CAEソフトウェアによる解析結果をもとに解析技術者自身が手軽にCGレンダリング動画制作やインタラクティブに操作できるアプリケーション開発を行うためのソフトウェアで、流体解析ソフトウェア「Particleworks」や粉体解析ソフトウェア「Granuleworks」、その他のCAE解析ソルバから汎用ファイルフォーマットで出力されたCAE解析結果をCG編集ソフトウェアのデータに変換し、CG編集・レンダリングを可能にするソフトウェアです。CAE解析結果からのビジュアライゼーションを効率化し、高品質なレンダリング動画制作、XR(VR/AR/MR)コンテンツ開発を可能にします。 最新のCG技術を利用して可視化した解析結果で、社内他部門とのデジタルレビュー(プレゼンテーション、官能評価等)やWEBマーケティングコンテンツ(YouTube等)などに高い効果を期待できる高品質かつ多様な可視化表現を実現します。 また、大規模解析データを最適化・軽量化し、3Dビューによる共有を可能にするデスクトップアプリの作成や、解析結果を使用した防災VRコンテンツ、遠隔地とのコラボレーションシステム、技術評価用シミュレータ、デジタルツイン開発などが可能になります。 解析結果をインタラクティブ操作が可能な3Dビューワデスクトップアプリとして出力可能 今回リリースした新バージョン、「SIMUNIMA ver3.0」、[SIMUNIMA for Unity」で追加または改良された主な機能は下記の通りです。
[SIMUNIMA/SIMUNIMA for Unity共通] ・変換処理の並列化(OpenMP)によるデータ変換処理の高速化 ・複数の物理量変換への対応 ・サーフェスのカラーマップ表示機能 [SIMUNIMA for Unity] ・粒子表示機能の強化 ・クリッピングボックスによる断面表示の機能強化 ・出力されるデスクトップアプリ(実行ファイル)でのGUI改良 -マテリアルや物理量の切り替え対応 -カラーバー編集機能 ・フレーム表示、時間表示の切り替え これらの改良により、より高度な解析結果の可視化や解析結果評価が可能になるとともに、可視化した解析結果を容易に共有できるため、幅広いシーンでの活用が期待されます。 ◆SIMUNIMAウェブサイト: https://www.prometech.co.jp/simunima_ja.html プロメテックでは2004年の設立以来、シミュレーション技術とCG技術の融合を目指したソフトウェア開発とサービスを提供してきました。今回の新バージョンリリースを機に、シミュレーション技術とCG技術のさらなる融合を推進し、日本の製造業の設計、開発、評価のイノベーションに貢献してまいります。 プロメテック・ソフトウェア株式会社(代表取締役会長:藤澤 智光、本社:東京都文京区、以下プロメテック)は、プロメテックが開発する粒子法(MPS 法:Moving Particle Simulation)理論に基づく流体解析ソフトウェアParticleworksの最新バージョン7.2.0、および離散要素法(DEM:Discrete Element Method)理論に基づく粉体解析ソフトウェアGranuleworksの最新バージョン2.2.0の販売、技術サポートを2022年4月11日より開始することをお知らせいたします。
Particleworksは、粒子法の一種であるMPS法に基づく流体解析ソフトウェアです。メッシュ生成を必要とせず、計算結果をもとに移動出来る粒子を計算点として利用することで、解析モデル作成などのプリ処理工数を大幅に削減し、撹拌、飛沫などの自由表面の大規模変形を伴う液体の挙動を高精度に安定して解析できます。パワートレーンのオイル挙動、エンジンオイルの冷却、自動車の冠水路走行・被水、食品、薬品、樹脂などの撹拌・混練、土石流やコンクリート流動、津波遡上などのシミュレーションを得意とし、日本発の革新的CFDソフトウェアとして注目を集めています。Particleworksは、自動車・輸送用機械、医療・製薬、食品・生活関連、土木・建築、電機・機械、素材・素形材、社会基盤・エネルギーなどの幅広い産業分野で導入実績があり、最近では日本国内のみならず、アジア、ヨーロッパ、北米の広い地域で導入が進んでいます。 Granuleworks は、離散要素法(DEM) の理論に基づく粉体解析ソフトウェアです。食品、医薬品、化学品、輸送機器、電子材料など、粉体を使った様々な製造プロセスや粉体加工、粉体装置の設計・改良に活用することができ、混合、搬送、充填、圧縮など粉体の現象を容易に解析できます。また、Particleworksと連成してシミュレーションを行うことで、気泡を考慮したエンジン内部のオイル挙動解析などを行うことが可能です。 【 Particleworksの新機能・強化機能 】 ■FVM(Finite Volume Method:有限体積法)の機能向上 FVMを用いた気流解析機能において、計算速度・計算精度が大幅に改善されるとともに、各種境界条件・定常解析機能が追加されました。 ■マルチGPUの適用範囲拡大 FVM解析機能および共役熱伝導解析機能が単一プロセスマルチGPU解析に対応し、より大規模な気流解析、熱解析に対応できるようになりました。 ■ポスト処理機能 マッピングのオプション追加および流量測定方法の追加など、実際のユースケースにおけるポスト処理機能が改善されました。 ■ 価格および機能の詳細については、別途お問い合わせください。 |
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June 2022
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