プロメテックとNHKの共同開発による物理ベースCG技術を用いた番組が完成 ~次世代デジタルコンテンツのための産学連携プロジェクトの成果~

プロメテック・ソフトウェア株式会社(本社:東京都文京区7-3-1東京大学産学連携プラザ、代表取締役:藤澤智光)がCG映像の制作に協力した番組「NHKスペシャル『気候大異変』」が完成し、放送されることになりましたので、お知らせ致します。

プロメテックとNHK(日本放送協会)では、同番組の制作に際し、複雑な水面の動きを効率的に制作することができる新しい物理ベースCG技術の共同開発を行いました。物理ベースCGとは、物理法則の計算機シミュレーションに基づいて、複雑な自然現象を表現する技術です。例えば、川の映像を制作する際、従来は人間が手で描いていた複雑な水の動きを物理法則に基づいて描画することによって、川の流れのCG映像を高品質且つ効率的に制作することができます。

今回、プロメテックとNHKが共同で開発した技術は、東京大学の越塚誠一教授が開発した粒子法(※)を応用したものです。番組中では都市を襲う高潮のシーンなどの制作に使われています。

 プロメテックは、東京大学で研究されてきた計算科学技術を応用した物理ベースCGの制作システムの開発を行っているベンチャー企業です。物理ベースCG技術は、水面だけでなく様々な自然現象への適用が考えられおり、米国ハリウッドに比較して大きく立ち遅れている日本のデジタルコンテンツ制作分野における新しい基盤技術として期待されています。

 プロメテックとNHKは、平成17年8月1日付けで共同試験協定を締結し、映像制作への流体シミュレーションの応用に関して共同試験を実施してきました。今回開発された技術は、この共同試験による成果の第一弾となります。

(※)粒子法(Moving Particle Semi-implicit method): 東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が独自に開発した粒子の運動に基づいたシミュレーションの手法で、津波や河川氾濫のような激しい水面の変化を高精度にシミュレーションすることができます。越塚教授は、プロメテック・ソフトウェア株式会社の創業メンバーの一人であり、同社の非常勤取締役を兼任しています。




【ダウンロード】
本原稿と画像の電子ファイルは次のWebアドレスよりダウンロードできます。
Prometech-20060217.doc
Prometech-20060217.pdf

【放送の日程】
① 2月18日(土) 21時~21時52分 NHK総合
   NHKスペシャル「気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告」
② 2月19日(日) 21時~21時52分 NHK総合
   NHKスペシャル「気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない」

【本件に関するお問い合わせ先】
プロメテック・ソフトウェア株式会社
広報担当 塩原(社長室)    E-mail:
技術担当 尾上(研究開発部長) E-mail:


〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学産学連携プラザ4階
TEL:03-5842-4082(午前9時~午後6時)
FAX:03-5842-4123


粒子法による流体シミュレーションの例 (実際に放送される映像とは異なります)

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