電波タイムズ 平成18年2月24日(金)(3面)
NHKスペシャル「気候大異変」で使用
複雑な水の動きリアルに表現
NHKとプロメテック・ソフトウェア株式会社(東京・文京区)は、このほど共同で、複雑な水面の動きを効率的に制作
することのできる新しい物理ベースCG技術を開発した。このCG技術が生かされた番組「NHKスペシャル『気候大異変』」が、18日、19日に総合テレビで放送され、都市を襲う高潮のシーンなどをリアルに表現した。
次世代デジタルコンテンツへの産学共同プロジェクトの成果
物理ベースCGとは物理法則の計算機シミュレーションに基づいて複雑な自然を表現するCG技術。例えば川
の映像を制作する場合、従来までは複雑な水の動きを人間が手で描いていた。しかし、物理法則に基づいて描画することによって、川の流れのCG映像をリアルかつ高品質に、しかも効率的に制作することができる。
今回開発された物理ベースCG技術は、東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が開発した粒子法を応用した点が特徴的だ。
粒子法とは、粒子運動に基づいたシミュレーション手法で、津波や河川の氾濫のような激しい水面の変化を、高精度にシミュレーションすることが可能だ。
「NHKスペシャル『気候大異変』」は、地球温暖化にともなう地球環境の激変を警告する番組。番組内では、巨大化したハリケーンがニューヨークを襲い、高潮が地下街に流れ込むシーンなどで、このCGが使用された。
NHKとプロメテック・ソフトウェアは、昨年8月1日に共同試験協定を締結し、映像制作への流体シミュレーションの応用に関して共同試験を実施してきた。今回開発された技術は、この共同試験による成果第1弾となる。またプロメテック・ソフトウェアは、次世代デジタルコンテンツ制作のための産学連携プロジェクトから生まれたベンチャー企業で、粒子法を開発した越塚教授も創業メンバーの1人に名を連ねている。
同社では、主に東京大学で研究されてきた計算科学技術を応用した物理ベースCGの制作システムの開発を行っており、水面だけでなくさまざまな自然現象への適用が考えられる物理ベースCG技術は、米国ハリウッドに比べて大きく立ち遅れている日本のデジタルコンテンツ制作分野における新しい基盤技術として期待されている。
NHKスペシャル「気候大異変」で使用
複雑な水の動きリアルに表現
NHKとプロメテック・ソフトウェア株式会社(東京・文京区)は、このほど共同で、複雑な水面の動きを効率的に制作
することのできる新しい物理ベースCG技術を開発した。このCG技術が生かされた番組「NHKスペシャル『気候大異変』」が、18日、19日に総合テレビで放送され、都市を襲う高潮のシーンなどをリアルに表現した。
次世代デジタルコンテンツへの産学共同プロジェクトの成果
物理ベースCGとは物理法則の計算機シミュレーションに基づいて複雑な自然を表現するCG技術。例えば川
の映像を制作する場合、従来までは複雑な水の動きを人間が手で描いていた。しかし、物理法則に基づいて描画することによって、川の流れのCG映像をリアルかつ高品質に、しかも効率的に制作することができる。
今回開発された物理ベースCG技術は、東京大学大学院工学系研究科の越塚誠一教授が開発した粒子法を応用した点が特徴的だ。
粒子法とは、粒子運動に基づいたシミュレーション手法で、津波や河川の氾濫のような激しい水面の変化を、高精度にシミュレーションすることが可能だ。
「NHKスペシャル『気候大異変』」は、地球温暖化にともなう地球環境の激変を警告する番組。番組内では、巨大化したハリケーンがニューヨークを襲い、高潮が地下街に流れ込むシーンなどで、このCGが使用された。
NHKとプロメテック・ソフトウェアは、昨年8月1日に共同試験協定を締結し、映像制作への流体シミュレーションの応用に関して共同試験を実施してきた。今回開発された技術は、この共同試験による成果第1弾となる。またプロメテック・ソフトウェアは、次世代デジタルコンテンツ制作のための産学連携プロジェクトから生まれたベンチャー企業で、粒子法を開発した越塚教授も創業メンバーの1人に名を連ねている。
同社では、主に東京大学で研究されてきた計算科学技術を応用した物理ベースCGの制作システムの開発を行っており、水面だけでなくさまざまな自然現象への適用が考えられる物理ベースCG技術は、米国ハリウッドに比べて大きく立ち遅れている日本のデジタルコンテンツ制作分野における新しい基盤技術として期待されている。
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